未経験な職種や業界への転職

35歳からの転職で未経験職種や業界への転職というのは基本的に成立しないと考えましょう。
その理由は以下のとおりです。

  • 1.教育しなければならないが、そのような費用はない。
  • 2.未経験であれば新卒を優先する。
  • 3.給与面などで折り合いがつきにくい。
  • 4.離職率が高くなりがちである。

 

このようなデメリットを企業側は感じ取っているわけですが、それでも未経験職種などに挑戦したいということであれば強い意思が必要になります。
減収による経済面へのダメージやかならずやりたいことを実現するという強い意思が無ければなりません。

 

また、教育が必要ではあるものの中途採用ということから、ある程度簡素化されてしまうことも止むを得ないと考えましょう。
何もかも1から教えてくれると考えての転職は絶対にしてはいけません。

なかなか採用されない場合の対処法

転職活動でいくら面接してもハローワークの求人にいくら応募しても採用が得られない・・そんな方はかなりの割合で存在しています。
一般的に転職活動は3ヶ月で1クールといわれており、3ヶ月たっても採用企業が出てこない場合は転職に挑む姿勢や転職活動そのものに問題があると判断するべきです。

 

一般的に、就業経験のないフリーターや未経験業界への転職は正攻法で就活してもまず採用されることはありません。
なぜなら、未経験のフリーターを採用しなくてももっと上手に職務をこなすことができる人材が山ほどいるからです。

 

「フリーターだけど、就職したい!」
そんなあなたが経験者に勝ることができるのは「熱意」と「やる気」だけでしょう。

 

「熱意とやる気のある人材が欲しい!」そんな企業と出会う機会を持つことが就職成功への近道です。
例えば、このような方法があります。

 

  • フリーター・未経験者の就職をサポートする「ジェイック」などに登録する⇒ジェイック 評判
  • ジョブ・カフェでセミナー(ハローワーク主催)に参加してみる

 

まず、出来ることと出来ないことの線引きを簡単に行ってしまうことから企業側の希望を満たすことが出来ずに採用に至らないというケースが多く見受けられます。
ですから、3ヶ月でよい結果がでない場合は希望職種や面接の方法、履歴書や職務経歴書の内容などを最初から見直してみるのがよいでしょう。
同時に自分のスキルなどに対して再度棚卸しをすることも忘れないようにしましょう。

百貨店を退職後はフリーター暮らし30代男性のその後とは?

専門学校を卒業して百貨店に入社したBさんは、販売員として働き始めました。
ところが、就職した時期が悪く、不景気で百貨店の売上げは落ち込む一方。百貨業界は成熟化していることもあり、次から次へと閉店に追い込まれている状態でした。
幸いBさんの勤めている百貨店は生き残っていましたが、それでも残業代はゼロですし、ボーナスも就活時に聞いていた実績よりもかなり低い金額でした。
「就職する業界を間違えてしまったかしら...?」と思ったBさんは、次については何も考えずに、ボーナスをもらって退職します。

 

Bさんは、自宅住まいで 母親に「少しゆっくり考えれば」と言われたこともあり、新しい仕事探しには消極的でした。
そして、失業給付をもらいながら、コンビニエンスストアでフリータとしてバイトを始めます。
フリーターからの就職先はジェイックで見つけたそうです。
フリーターをしていればお小遣いには不自由しなかったので、そのまま何となく時間が過ぎていきました。
22歳で退職したBさんも、すでに24歳の誕生日を迎えていました。

 

そんなある日、久しぶりに百貨店時代の友人に会います。
そして、この友人との再会が切っ掛けで、再就職を決意するのでした。
実は この友人、化粧品フロアの副主任になっていたのです。
「社員が少ないので、頑張れば責任を持たされたみたいなんですよね。キャンペーンを考えたり、メールマガジンを立ち上げたり、...。楽しそうに話をする姿を見て、ずいぶん差がついたなぁと。」

 

ジョブ・カフェでセミナーに参加してみた

再度 就職活動を考えるようになったBさんは、「失業給付が切れてしまったけど訪れてもいいのかな」と若干の不安を持ちつつ、ハローワークに足を運びます。そして、就活について相談員に話をしました。
すると、相談員からは厳しい言葉が。「あなたがやりたいことは何ですか?」と聞かれ、「事務員がやりたいと言っても 経験がなければ無理でしょう」と指摘されたのです。
確かに、Bさんはパソコンに触れたことがほとんどなく、文章を打つことすらままなりませんでした。まして表計算ソフトを使うなど、夢のまた夢です。

 

そこで、「自分がやりたいことを探してみては」と、東京飯田橋にある東京しごとセンターを紹介されました。
ここのヤングコーナー(通称ジョブ・カフェ)には、キャリアカウンセリング,就活セミナー,業界研究セミナー,農業体験などが用意されています。
「同年代の20代の男女がけっこう来ていてね。大学の就職相談室を思い出しました。」

 

そしてBさんは、自己分析実践パックという2日連続のセミナーに応募します。
ワークシートに記入したり、他の人の前で自己PRを話したり。
「久しぶりのグループワークで恥ずかしくて、最初は黙りがちでした。でも、同じように仕事を探している人たちなんだって思うと、親近感が湧いてきてね。
10人程度のチームでしたが、2日目には セミナー終了後に一緒にお茶を飲む友人もできたんですよ」とすっかり打ち解けた様子です。

 

旅行業界への就職を決意

自己分析パックのセミナーに参加したBさんは、その後もたびたびジョブ・カフェに通っていました。
セミナーに参加したり、求人を見たり、気の合う相談員を見つけて話をしたり。
「何をやりたいかなんて今まで考えたことがなかったので、悶々としていました。でも、ジョブ・カフェに行くと顔馴染みもできて、けっこう気持ちが楽になったんですよ。」

 

そんなこんなで、2カ月ほどジョブ・カフェに通ったBさん。
講習では適職診断テストも受け、自己分析もし、子どもの頃までさかのぼって得意だったことや頑張っていたことを思い出してみたりもしました。
「私って、何が向いてるの? 何をやりたいの?」
その結果、Bさんは旅行業界への就職を志すことに決めました。

 

「人のお世話をすることが好きなんですよね。それに、昔から旅行も好きで、特にヨーロッパの歴史と文化には憧れがありました。」
また、高校生のときには演劇部に入っていたBさんは、英語劇に挑戦するなど、英語も好きだったのです。
そうしたわけで、「ツアーコンダクターがぴったり」だと思い、やる気が出てきたのでした。

 

基金訓練を3カ月間受講

旅行業界でのツアーコンダクターになることを決めたBさんは、相談員の勧めもあり、基金訓練を受けることにします。
基金訓練は、緊急人材育成・就職支援基金による職業訓練で、雇用保険対象者でなくても受講可能です。
応募はジョブカードという応募シートに記入して行い、その後 試験と面接があります。

 

Bさんは、ちょうど募集していた観光ビジネス科に応募。旅行カウンター業務をするための基礎知識をじっくり3カ月間学べるコースです。
コンビニエンスストアでのアルバイトもきっぱり辞め、無事 試験にも合格しました。
実際に講座を受けてみると、「旅行業界が想像していたよりも厳しい世界だということが分かりました」と言います。
しかし、「甘い世界ではない分、どんどん好きになって、旅行業界で頑張っていく気持ちになりました。」

 

講座を受けながら、Bさんは旅行会社の募集があると応募したり、ジョブ・カフェで模擬面接セミナーを受講したりもしました。
そして、ネット中心に旅行企画を販売している企業へ就職することになりました。
Bさんは今、英語の勉強をしながらツアーコンダクターを目指しているのですが、「小さな会社でプロモーションなどにも参加させてもらってね」と満足している様子です。